美容コラム

紫外線は、太陽光に含まれている光の成分で、雲で太陽が遮られている日も地上に届いてしまっています。
紫外線にはUVAとUVBという2つの種類があり、それぞれ肌に与える影響が違います。
シミ・ソバカス・肌の炎症に影響があるのがUVBで、主に肌の表面に強く作用することで有名です。
日差しを浴びた後の肌の痛みはこのUVBが原因で、メラニンを増加させる働きがあるのでシミ・ソバカスを増やす原因になります。

そして、シワ・たるみを引き起こすのがUVAと呼ばれる紫外線。
UVAは肌を黒くしてしまったり、肌の深層部まで届いてシワ・たるみを作る原因になります。
曇りの日や室内に降り注ぐ太陽光にも含まれおり、角質層にダメージを与えて肌を老化しやすくしてしまうのです。
深層部に届いた紫外線はコラーゲンを破壊し、肌の弾力が失われてしまいます。
弾力の失われた肌は乾燥しやすくなったり、肌自体に凹凸が現れたりと、深いシワが刻まれやすくなる原因を作ってしまうので注意が必要です。

まだ若いから大丈夫と油断して対策をしていなかった時期こそ、シワ・たるみに悩まされる原因を作っていたと言えるでしょう。

紫外線から肌を守るには、徹底したケアを継続することが大切です。
白く美しい肌を保つために、今日から徹底した紫外線ケアを行いましょう。
夏の紫外線対策法を紹介しますので、ぜひ参考になさってください。

・朝のスキンケアに
朝のスキンケアは、洗顔・保湿・メイクが基本ですよね。
しかし、顔は腕や足のようにこまめに日焼け止めの塗り直しが出来るわけではありません。
保湿の後に、日焼け止めを顔に薄く塗り込みましょう。
日差しの当たりやすいTゾーン、頬は多めに塗ることをオススメします。
クリームを塗る前の保湿は、冷蔵庫で冷やした化粧水で毛穴をしっかりと引き締めると肌のバリア機能を高めることができますよ。

・外出時でもこまめな塗直し
日中、仕事の関係で外にいる方も多いのではないでしょうか。
紫外線の量は、午前10時～午後2時の間が1日の中で最もピークになると言われています。
汗をかけば日焼け止めももちろん落ちてしまいますので、こまめな塗り直しを徹底して下さい。
肌がべたついている場合は、コットンなどを持ち歩いて水で濡らし、きちんと汚れと汗を落とした後に塗り直しましょう。

・服装でも
色には、紫外線を通しやすい色と通しにくい色があります。
白や淡い色合いは紫外線を通しやすく、黒や紺などの暗い色合いは紫外線を通しにくいと言われています。
外出時に羽織るカーディガンは黒を選んだり、帽子を選ぶ際も黒いものを選ぶと紫外線対策になります。

・首のケア
顔のケアに気を取られてしまいがちですが、顔と同じくらいシワ・たるみが目立つのが首です。
首はケアを見落としやすく、横線の深いシワや締まりのないたるんだ状況になって、初めてケアをするべきだったことに気付く方もいらっしゃいます。
手遅れにならないためにも、ストールを巻いたり、日焼け止めをきちんと塗って対策をしましょう。